ガス屋の呟き

ガス屋が日々思っている事、感じている事をつぶやきます。

ちょっといいワインを飲みきれなかったときにオススメの保存方法

おはようございます。ガスの見習いです。

 

余ったワインはどのように保存するかについての記事です。ワインは普通に保存しますと、酸化して品質が変わってしまいます。酸化の原因は空気中の酸素によるものです。この酸素を除いてあげることで、酸化を防ぎ、よい状態で保存することが可能です。

 

記事で紹介しているプライベートプリザーブは窒素充填を簡単に行える優れもので、飲みかけのワイン、日本酒に対して、ワンプッシュするだけでお酒の酸化を防ぐことができます。

 

酒造メーカーや油メーカーでは窒素ガスによりお酒に使う水の溶存酸素を除去したり、密閉する前に窒素ガスを封入したりしております。動画のように飲料を充填後に液体窒素を垂らし、封をすることで、密閉した際に残る空間内の酸素を除くことが可能です。

 


ピストン飲料充填機、液体窒素充填、自動アルミ缶シーミング機

 

最近のニュースではアルゴンガスが食品添加物として許され、今後お酒の保管方法についてはより研究が進むと思われ、今後に期待です。

 

それでは

 

 

水素ステーションの数だけが問題じゃない 燃料自動車の普及へのハードル

こんにちは。ガス屋の見習いです。

 

今回は燃料自動車に欠かせない水素ステーションのお話です。

 

水素ステーションの数だけが問題じゃない! 燃料電池車の普及に立ちはだかるハードルとは(WEB CARTOP) - Yahoo!ニュース

 

業界外でも有名だと思いますが、水素といえば岩谷産業。現在、株が爆上がり中です。この岩谷産業を筆頭に各会社が水素ステーションを建設しており、今後増えることが期待されます。

 

記事の中には「定期的に検査をしていくという前提で、高圧水素タンクの期限は15年と定められている」とある。ガス種によって充填される容器は異なるのだが、水素など、高圧用の容器は一般複合容器が使われる。この容器は高圧ガス保安法により3年に一度の容器再検査をする必要があり、

 

かつ15年で廃棄しなければならないという決まりがあります。水素の圧力容器は水素脆化により壊れる報告は多々あり、容器だけでも考えるべきことはたくさんあるので、トヨタの技術力に来たいですね。

 

他にも高圧ガス保安法によってさまざまな障壁があり、水素ステーションにおいて規制緩和を要請しております。保安距離、安全設備、充填圧力及びセルフ化の可否等、普及させるためには規制緩和は必須なものになると思います。

 

今後、電気自動車と燃料自動車、どちらが主流になるかわかりませんが、ガス屋としては高圧ガス保安法の規制がどのくらい緩和されるのかは見守っていきたいと思うところです。

 

それでは

 

ふん尿は“宝物”!? エネルギーの自給自足を目指す町 北海道興部町

この着目点は見習いたい。

 

大阪大学と北海道興部町の共同研究で、牛の糞尿に紫外線を当てることによってバイオガスからメタノールとギ酸を生成する技術を開発。近年、牛の糞尿による悪臭や水質汚濁に悩まされている中、

 

有効活用する方法を見出したとのこと。

 

メタンなどのバイオガスも二酸化炭素の排出量が少ない燃料として、優秀ですが、

メタノールやギ酸は燃料以外にも化学品合成にも非常に有用です。

 

似たような話で、光触媒により二酸化炭素メタノールに変換するという話もあります。こちらは銅触媒に水素と二酸化炭素と光照射によりメタノールと水を作るというもの。

二酸化炭素からメタノールへの変換効率を高める触媒を茨城大などが開発 | TECH+ (mynavi.jp)

 

二酸化炭素の排出量を減らすだけではなく、有効活用していこうという取り組みが重要なのだと思います。

 

ガス屋としてその支援活動ができたらと強く思います。それでは

 

 

液体窒素漏出事故で6人死亡 米ジョージア州の鶏肉処理工場

少し前の話題になりますが、考えただけでも恐ろしい事故です。

 

【映像】液体窒素漏出事故で6人死亡 米ジョージア州の鶏肉処理工場(AP通信) - Yahoo!ニュース

 

Investigation focuses on cryogenic freezing system | News | gasworld

 

アメリカの食肉工場で液体窒素が漏出し、6人が死亡しました。通常、酸欠の可能性がある場合、必ず酸素濃度計を保持して作業する必要がありますが、それを怠ったと思われます。また、液体窒素式のフリーザーは基本的に密閉空間では絶対に使用してはならない装置です。

 

日本だけで見ると酸欠は事故数でみるとそこまでは多くはないのですが、死亡率は50%を超えております。一度意識を失うと死に至るまでが早く、救出に来るまでに死んでいることが多いため、作業者は用心深く作業する必要があります。

 

【救助】酸欠事故救助の基礎知識 | よろずの坂の発信局 (yorozuno-saka.com)

 

お客さんの中にはそういった安全作業について無頓着な人もいるため、ガス屋がしっかりと指導する義務があると思っております。落ち度はお客さん (Foundation Food Group) にあったのかもしれませんが、今回の事件でガス屋 (Messer) は信用を少し失ったかもしれません。

 

日本シェアトップの大陽日酸が掲げているように「ガスを売ることは安全を売ること」というのはガスを取り扱っている人間だれしも忘れてはならないことだと改めて思い知らされた事件でした。

 

私も自分のためにも会社のためにも日々学び、安全作業で頑張ります。

 

それでは

 

 

 

苫小牧新築住宅建設現場でガス漏れ事故

会社の信頼性を失う事故が起きました。

 

北海道苫小牧 新築住宅建設現場でガス爆発 苫小牧ガスは記者会見で「前日からガス漏れ ガス管に亀裂か」(HTB北海道テレビ放送) - Yahoo!ニュース

 

記事によりますと「ガス警報器が鳴っていると住民から通報があり11日午後5時頃にガス漏れを確認していました」のように前日からガス警報器が鳴っているのにも関わらず、

 

火気使用作業を行っており、工事会社の安全チェック不足が露呈した結果だと思います。また、作業中に予期せぬ問題が起きた場合は改めてKY活動をし直す必要があります。

 

今回、ガス漏れの状態を半日放置されており、他の一般人が爆発事故を起こす可能性も十分考えられました。想像しただけでも恐ろしいです。

 

「鋳鉄管(ガスの配管)に亀裂が見つかったという連絡を受けております」というようにガス漏れしてからの交換だと今回のような事故が再発する可能性があるため、予防保全をぜひ取り入れてほしいなと思うところではあります

 

明日は我が身と思って来週からも安全作業で頑張ります。

 

それでは。

 

ファイザーのワクチンに期待

ファイザーのワクチンが日本に届き、17日にも接種開始が始まるそうです。都市部では緊急事態宣言続いており、待ち望んでいたやっと来たという感じですね。

 

ファイザーのワクチンは温度管理が難しく、-70~-80度付近で保管が必要というのがニュースで取り上げられていました。

 

ファイザーのワクチン、日本に到着 17日にも接種開始(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

 

一般的な冷凍庫では厳しい温度帯で、ドライアイス液体窒素に活躍の場があると期待されている中、パナソニックはいち早く保冷ボックスを開発。このスピード感さすがとしか言いようがないですね。

 

-70℃の環境を18日間保持する保冷ボックスを開発(MONOist) - Yahoo!ニュース

 

液体窒素式の保冷容器もすでに販売されていたりはするのですが、製品投入口が狭いので中々、バイアル輸送には向かないのでしょう。保管温度が-196℃というのもあり、冷たすぎることによる製品への影響も気になるところではあります。

 

ThermoFisherScientific社 生物試料移動用液体窒素容器 ドライシッパー (mysci.co.jp)

 

いずれにせよ、今後たくさんの人がワクチンを接種して、早くコロナが終息してほしいと願うばかりです。

 

それではまた。

 

令和3年度上期法定資格講習日程が更新されました

こんにちは。ガス屋の見習いです。

 

少し遅い投稿になりましたが、令和3年度上期法定資格講習日程が更新されました。

 

この試験は講習会を受け、後日開催される検定に合格することで国家試験を受ける際に科目免除が受けられます。

 

私自身は高圧ガス製造保安責任者甲種の機械を会社命令で取りましたが、講習との併用で取得しております。会社が講習を受けに行くのを許してくれるなら、できるだけ利用したほうがいい制度になります。

 

興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。

 

私自身についての体験談もどこかで紹介できたらと思います。

 

それでは

 

電子申請による講習お申込み | 高圧ガス保安協会 (khk.or.jp)