液体窒素漏出事故で6人死亡 米ジョージア州の鶏肉処理工場
少し前の話題になりますが、考えただけでも恐ろしい事故です。
【映像】液体窒素漏出事故で6人死亡 米ジョージア州の鶏肉処理工場(AP通信) - Yahoo!ニュース
Investigation focuses on cryogenic freezing system | News | gasworld
アメリカの食肉工場で液体窒素が漏出し、6人が死亡しました。通常、酸欠の可能性がある場合、必ず酸素濃度計を保持して作業する必要がありますが、それを怠ったと思われます。また、液体窒素式のフリーザーは基本的に密閉空間では絶対に使用してはならない装置です。
日本だけで見ると酸欠は事故数でみるとそこまでは多くはないのですが、死亡率は50%を超えております。一度意識を失うと死に至るまでが早く、救出に来るまでに死んでいることが多いため、作業者は用心深く作業する必要があります。
【救助】酸欠事故救助の基礎知識 | よろずの坂の発信局 (yorozuno-saka.com)
お客さんの中にはそういった安全作業について無頓着な人もいるため、ガス屋がしっかりと指導する義務があると思っております。落ち度はお客さん (Foundation Food Group) にあったのかもしれませんが、今回の事件でガス屋 (Messer) は信用を少し失ったかもしれません。
日本シェアトップの大陽日酸が掲げているように「ガスを売ることは安全を売ること」というのはガスを取り扱っている人間だれしも忘れてはならないことだと改めて思い知らされた事件でした。
私も自分のためにも会社のためにも日々学び、安全作業で頑張ります。
それでは